今年の菊人形は「光る君へ」 福井県越前市
福井県越前市の秋を彩る「たけふ菊人形」を前に、越前市観光誘客課の岡﨑星さん、にぎわい創出課の林洋輔さんと一力彩恵さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、今秋は、NHK大河ドラマ「光る君へ」に合わせて、主人公の紫式部をテーマに開かれることを紹介した。
たけふ菊人形は今年で73回目。10月4日―11月4日の32日間にわたって越前市武生中央公園で開かれる。テーマは「紫(ゆかり)のまち越前たけふ花絵巻~紫式部の暮らした越前市と源氏物語」。「源氏物語」の作者、紫式部は生涯でただ一度、都を離れて暮らしたのが越前市だった。都から越前へ向かう下向の旅や越前和紙をつくる様子といった4景を紫式部の菊人形11体で展示する。
恒例のOSK歌劇団の「たけふレビュー」も公園内の市文化センターで併催。紫式部をモチーフにしたダンスなどが披露される。
毎週末にはイベントが行われ、このうち10月19―20日の「しきぶフェスタ」では、同じく紫式部ゆかりの京都府宇治市や滋賀県大津市が参加するのをはじめ、式部の足跡をたどる時代装束を着たツアーのセレモニーなども予定している。
岡﨑さんは「昨年22万人の方に来場いただきました。今年はコロナ禍前の28万人を目指したいですね」。林さんは「岐阜県と福井県を結ぶ冠峠道路が昨秋開通しアクセスが向上したので、東海エリアの皆さんにもお越しいただきたいですね」。一力さんは「公園内には『大河ドラマ館』もありますので、ぜひ紫式部に浸る君になってください」とアピール。
菊人形の入場料は無料。バス駐車場は要予約で有料。レビュー観劇は1人2千円。

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