倉吉に最後の県立美術館開館 鳥取県
鳥取県倉吉市に3月30日オープンする鳥取県立美術館の生田憲一郎さん、鳥取県関西本部の坂田恭介さんとサージャント聖也フランシスさん、福田紗耶香さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、都道府県立で「ほぼ最後」に開館する美術館の魅力を紹介した。
美術館は、倉吉市の中心部にある倉吉パークスクエアの一角に立地。7世紀ごろの寺院の跡地である「大御堂廃寺跡地」の芝生広場が隣接し、広々とした空間が館前に広がる。設計は、著名な建築家・槇文彦さんの槇総合計画事務所が手がけ、開放的な吹き抜けなど「開かれた美術館」(生田さん)として、無料で楽しめるスペースも多く誰もが楽しめるものだ。
開館記念展は、自館の収蔵品のほか、東京の国立美術館や兵庫県立美術館などからも作品を借り上げ「アート・オブ・ザ・リアル」と題し6月15日まで開催。その後も、水木しげるの妖怪「百鬼夜行展」(7月19日―8月31日)などが予定されている。
生田さんは「まんが王国とっとりの美術館として、今後も『名探偵コナン』の青山剛昌さんや『遥かな町へ』の谷口ジローさんの作品展を開催します。スマホで利用できる館内音声ガイドの声は、のんさんです」。
初年度30―40万人、その後もコンスタントに20万人の来館者数を見込むが、生田さんは「鳥取県の人口が53万人ですので、県外から来ていただかないと達しない数字です。旅行会社の皆様からの送客もぜひお願いします」という。
坂田さんらは、倉吉市内に点在する円形劇場くらよしフィギュアミュージアムや小川氏庭園・環翠園など5カ所の周遊パスが設定されていることや、鳥取砂丘の砂の美術館などを組み合わせた周遊を旅行会社の皆さんに勧めたいと後押し。

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