北海道の秋冬観光アピール(1) 鉄道旅行の魅力―JR北海道
12/07/17
JR北海道はこのほど、大阪市中央区のホテルモントレラ・スール大阪で今年度の秋冬商品の説明会を開いた。白銀の大地や流氷群が一面に広がる景観のなかを行く列車など、北海道ならではの鉄道旅行の魅力を訴えた。
同社の西野亨・鉄道事業本部営業部長は、昨年の九州新幹線全通による九州の好調に触れ、「魅力向上へ私たちもJR九州の手法を学んでいますが、皆さんも昨年の九州送客の経験を通したアドバイスを寄せていただきたい」と"要請"。その上で「今夏はDCもあり、様々な列車やイベントを用意しています。関西からもぜひご送客いただきたい」と呼びかけた。
秋冬の北海道は、期間限定の企画列車と観光周遊バス「ツインクルバス」を組み合わせ、この季節ならではの自然景観やイベント、スキーを楽しむ商品がメーン。
プレゼンテーションでは、道南エリアはクリスマスまでの12月に運行する「SLはこだてクリスマスファンタジー号」と函館、大沼のツインクルバスを組み合わせ、函館の夜景やイベントなどクリスマス観光をPR。道央エリアは新千歳空港から札幌・小樽への「快速エアポート」、ニセコへは新登場の特急「冬のヌプリ号」を使ったスキー旅行を提案した。
道東は雪に覆われた釧路湿原を走る「SL冬の湿原号」や壮大な流氷を眺める「流氷ノロッコ号」、特急「オホーツクの風」、日本最東端の駅を通る花咲線の「ルパン三世」車両を紹介。ツインクルバスは氷瀑まつりも開かれる旭川から層雲峡へ。定番の特急「旭山動物園号」も取り上げた。
→北海道の秋冬観光アピール(2) 着地型に注力―北海道観光振興機構に続く
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