岩美、山海の幸「八宝」売り出す/鳥取(2)
13/12/16
10月に行われた秋メニューの試食会「秋の宴」には13事業所が新作を披露。町民のほか招待した京阪神の旅行会社関係者ら約70人に岩美町の"宝"を振る舞った。
岩井温泉の明石家は赤ガレイの千草蒸し、岩井屋はもさエビ豆腐、花屋旅館はもさエビの味噌汁を試食に提供。菓子店のジオシュークリーム、新雪梨のシャルロットなども人気を集めていた。
試食会であいさつした岩美町商工会の坂本秀喜会長は「鳥取豊岡宮津自動車道が順次開通していく中、通過点にならないよう元気なまちづくりに取り組んでいます。産業は少ないですが、資源には恵まれています。4年間の活動を通じて『いわみ八宝』を開発しました。当初14の事業所でスタートし、今や30を超える事業所が参画しています。来てもらったお客さんに喜んでもらえるようになりつつあります」。
岩美町の榎本武利町長は「素晴らしいメニューができつつあり、一丸となって岩美町をアピールしていきたい」と話していた。
八宝の開発にあたった商工会企画部長の山本潤一さんは「島根県の宍道湖七珍をヒントに、末広がりで一つ多い八宝にしました。昔から地元で親しまれてきた食材を奇をてらわず、お客さんに提供するストーリーをつくっていくよう進めてきました。今後、いわみ八宝を浸透させるため活動していきたい」。
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