「麒麟がくる」で福知山市が来る!(1) 明智光秀でシティプロモーション
京都府福知山市は、地元ゆかりの戦国武将、明智光秀が主人公となる来年の大河ドラマ「麒麟がくる」放映に向け、光秀をテーマにした地域活性化プロジェクトを展開する。2月12日に福知山城で記者会見を開き、官民連携による取り組み内容と第1弾施策を発表、大橋一夫市長が意気込みを熱く語った。
福知山市は光秀が治めた地であり、今のまちの基盤を築いたとして、今も地元では名君光秀として慕われているほどつながりは深い。復元した雄大な天守閣を備える福知山城、光秀を祀る御霊神社、治水対策として由良川岸に設けた明智藪など、まちには今もゆかりの地が残る。
同市では大河ドラマを機に、福知山の歴史文化、観光の魅力を全国に発信しようと「福知山光秀プロジェクト推進協議会」を設立。市や商工会議所、観光協会、商工団体、旅行、宿泊、交通事業者などが参画し官民連携で事業を展開する。“逆臣”として捉えられている光秀の真の姿や、福知山との関係性を伝え、観光誘客や商業の発展につなげたい考えだ。
大橋市長は会見で「大河決定を受け、福知山をアピールする絶好の機会として準備を進めてきた。『知られざる光秀』という大きな軸でシティプロモーションに注力したい」と意欲を語った。
プロジェクトのキャッチコピーは「明智光秀が築いた城下町 福知山」。「“大河レガシー”をまちに残す」というミッションのもと、「歴史文化の全国への発信」「観光都市としての整備・コンテンツ充実」「市民が主人公のまちづくり」の3本柱で進めていく。
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