LCC時代、本格到来(2) ANAはエアアジア
11/08/26
全日本空輸(ANA)は、関空を拠点とする「ピーチ・アビエーション」に続き、アジア最大手のエアアジアと共同出資でLCC「エアアジア・ジャパン」を設立。成田空港を拠点にして来年8月にも国内、国際線の運航を始める。
成田空港で発着枠の早期拡大が計画され様々なLCCの参入が予想されることから、ANAでは既存のLCCとの提携を検討していた。エアアジアもASEAN諸国や東アジア地域での路線拡大のため、日本市場に進出する機会を伺っていた。
新会社の資本金は50億円で全日空が67%、エアアジアが33%出資する。8月中に設立し、東京都内に本社を置く。
就航路線は未定だが、運賃は既存の航空会社の半分から3分の1程度を目指すという。エアアジアのブランド、サービスで運航する。
全日空の伊東信一郎社長は「エアアジアのブランドやビジネスモデルと、ANAのノウハウを結集させ、新たな旅の楽しさ、スタイルをつくりだしていきたい」としている。
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