旅行回復、賑わいの春 JTBと楽天、GWの旅行動向から(2)
12/04/25
海外旅行は円高基調を背景に、旅行人数は同4.8%増の56万3千人で、10年比でも8.9%増と調査開始以来最高の00年に次ぐ水準に。方面別では欧州、ハワイや台湾、韓国が人気。欧州ではルックJTBの売れ筋順でイタリア、スペイン、フランスと続く。
「絆」は定着 家族旅行人気続く
旅行の同行者に注目すると全体の79.2%を占める家族旅行が目立つ。内訳は子ども連れ43.5%、夫婦18.8%、その他家族16.9%。震災で再確認された家族、親族との絆を大事にする傾向は定着した感がある。
調査対象は全国で、1泊以上の旅行。調査回答数は1200人。
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楽天トラベルは4月28日―5月6日の予約状況をまとめた。国内全体(宿泊とダイナミックパッケージ)は同54.0%増、海外ダイナミックパッケージは同91.0%増と飛躍的な伸びを示した。
国内は東北が同171.6%増、首都圏(一都三県)が69.6%などJTB同様、東日本が大幅に反転攻勢。東北は東北観光博、なかでも「弘前桜まつり」プランに人気が集まり、首都圏は東京ディズニーリゾートの人気回復、東京スカイツリーなど新スポット効果をその理由にあげる。
国内、海外ともに「安・近・短」の傾向が強く、同行者は国内では女性複数、子ども連れの大幅増が目立つ。
調査回答数は538。
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