ツーリズムで成長 JTB交流文化フォーラム・竹中平蔵氏講演(2)
13/05/31
このなかで竹中教授は「6月に発表される成長戦略は日本の経済の景色が変わるようなものでなければダメ」と指摘し、「まったく新しいアベノミクス戦略特区」としてグローバル企業の本社を東京エリアに誘致する東京ヘッドクォーター特区の創設に言及した。
「観光の景色が変わる」
特区では国際都市の総合力評価のなかで日本の弱点とされる法人税や規制の減免、緩和、アクセスの改善を目指す。このうちアクセスでは国際空港の24時間化や、羽田と成田、羽田と地方都市をダイレクトに結ぶ新交通の整備などをあげ、「こうすれば観光の景色が変わると思いませんか」と問いかけた。
また、港湾事業、上下水道、空港、高速道路など官業および実質的に官業に近い分野に民間企業を参入させるコンセッションの促進を盛り込みたいと話し、「コンセッションにより新たな資金が生まれるだけでなく、利用者が喜ぶ。旅行者の利用を促進するインフラの整備につながりツーリズムに貢献できる」などと話した。
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