楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

コロナ禍の新しい旅行 ウイニングトラベルサービス・常田社長、直案会定例会で講演(2)

21/01/12

常田さんのウイニングトラベルサービスは今、同じ京都市内で営業するアルファトラベル(森野茂社長)とチェルカトラベル(井上雪子社長)の3社で20年5月から、「京都の今」を伝えるオンラインツアーを実施している。

インバウンドが来なくなった京都。それはそれでたいへんなのだが、観光客でごった返していた清水寺や三寧坂、平安神宮は本来の落ち着いたたたずまいに戻った。こんな京都のまちはコロナ禍の今しかない。そこで「京都の今」を撮影。「フェイスブックで配信したところ、当初は10人ぐらいだったのが今は1千人を超える方に見てもらえるようになりました」。

「京都の今」はさらに広がりを見せている。「旅行会社やバス会社、バスガイドらは今ほとんど仕事がないため、京都の情報発信や撮影の協力を得ています」。その中から副産物も少なからず生まれている。

「京都への修学旅行の中止が相次ぐなか、修学旅行へ行けない学校からオリジナルの修学旅行DVDを作成してほしいとか、旅行に出かけられない老人クラブから紅葉の嵐山などオリジナルツアーの依頼が来るようになりました」という。オンラインツアーは利益が出る事業になりつつあると常田さんは伝えた。

(前の記事)コロナ禍の新しい旅行 ウイニングトラベルサービス・常田社長、直案会定例会で講演(1)

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ