ライバルは時代の流れ 幸南食糧、新年ご挨拶会/大阪
大阪府の精米取引量最大手でお米の総合メーカーとして多角的に事業を展開する幸南食糧(川西孝彦社長)の2025年度新年ご挨拶会が1月24日、大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪で開かれ、過去最多の350人が集った。
第1部では奈良県・今西酒造の今西将之社長が「酒の神が鎮まる地 奈良県三輪の歴史とみむろ杉の酒造り」と題して講演。1660年創業の造り酒屋である家業の事業承継において、経営の再建から拡大に至るまでの変遷を紹介し、醸造量を約10倍に伸ばしたことを報告。「清く、正しい、酒造り」とする醸造哲学に則って、すべての事業は進めていると語った。
第2部ではお米が抱える課題や価値、魅力を考える体験型レストランイベントのムービーが上映されたあと、川西社長が「当社は持続的な未来農業や地域社会の発展に貢献し、お米の価値と魅力を伝え続ける姿勢を持ち、未来で当たり前にお米がある環境を目指したい」と話した。中締めで役員が登壇し、川西修会長が「ライバルは競合他社ではなく時代の流れ」と、消費者のライフスタイルや価値観の変化に対応していく重要性を訴えた。
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壇上に並ぶ幸南食糧の役員の皆さん
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