クルーズ誘致と港まちづくり 北海道小樽市座談会第2弾(4) 2年10カ月ぶりのクルーズ船寄港
ぱしふぃっくびいなす寄港 小樽港
座談会の翌日7月9日、日本クルーズ客船の「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594トン)が小樽港に寄港した。小樽港にクルーズ客船が来るのは、約2年10カ月ぶり。新型コロナウイルス感染症の影響で規模を縮小したものの、小樽市の迫俊哉市長らが久しぶりの寄港したクルーズ船を歓送迎した。
ぱしふぃっくびいなすは横浜港発着の初夏の北海道クルーズの一環で、小樽港に寄港。9日7時30分、「ようこそ小樽へ」の横断幕を掲げる市職員らが出迎えるなか着岸した。約200人の乗客は富良野や小樽市内のバスツアーに出かける一方、埠頭に設けられた特設観光案内所で情報を聞き、まちなか散策に繰り出す人も少なくなかった。
また、市職員がこの日のために準備した記念撮影スポットも人気に。
小樽市の佐藤文俊・港湾担当部長は「コロナ禍でお客様と直接触れ合う機会が少なくなり、職員でできるおもてなしを考え初めてつくってみました」と話し、客船をバックにベンチに腰掛けた乗客を撮影していた。
夕方の出港時には、デッキに並んだ乗客に向かって迫市長が感謝のあいさつを述べ、おたる潮太鼓保存会による太鼓の演奏が続く中、ぱしふぃっくびいなすは次の目的地函館港に向けて出港した。
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