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地方創生に貢献 井垣篤司さん(フェリーさんふらわあ常務)(3)

―瀬戸内海の昼の景色を見せる「昼の瀬戸内感動クルーズ」については。

これまで15回実施してきました。今年も4回行います。毎便約300人にご乗船いただいていますが、日本中からお越しになります。このクルーズには東京や名古屋など全国から来られ、リピーターも増えています。旅行会社の扱いも年々増加傾向です。

人生の節目に船旅を

この昼便のクルーズの魅力はマイカーで乗れることですが、認知度が不足しているので車で乗船しても運賃は2千円ぐらいしかアップしていません。

―今後の展開はいかがですか。

フェリーは海の高速道路だと思っています。当社の調査では我々の九州横断プラン利用のお客様は、平均で九州に4泊されます。

マイカーで行くと家から荷物を持って出れるので、どうせ行くのなら九州の滞在を長くしたいと思っておられるようです。横断プランは昨年1万人以上が利用されました。その平均が4泊ですから九州に年間4万泊されていることになります。

この事実に気がついた後、旅行商品の見せ方を変えたところ、いきなり14泊の申し込みがあったことに驚きました。

そういった意味で人生の節目に船旅という非日常を楽しんでいただけるよう、サービスの改善に取り組んでいきたいと考えています。さんふらわあを通して少しでも人生が豊かになっていただければ我々の幸せですし、それが地方創生への貢献につながると思っています。

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