コロナ禍こその使命感−動画を核に世界へ発信 和歌山県高野町・平野町長に聞く(2)
―19年に外国人観光客はどれぐらい来たのですか。
人口3千人のまちに11万人が宿泊しました。これは和歌山市よりも多い数です。欧米人の方が多く、アジアの方も増えてきました。お客様が次のお客様を呼んでくれている状況です。遊園地とかではなくて、日本の歴史、文化を感じることができる高野山が支持されていると思っています。その中心になっているのは空海、お大師様で1200年の間ずっと受け継いでこられた僧侶の方々によって高野町に導いていただいています。
―余談ですが、町長が立候補されるときの逸話を聞きました。
2014年の選挙に出る前、13年の秋だったでしょうか。寝てたときに「お前がいけ」という声が聞こえたんです。私はお大師様の声と思っているんですが、周囲からは嫁さんの声やと冷やかされています。
それはともかく、今この大変な時期に町長をさせてもらっている使命感が湧いています。より多くの方に高野山を目指してもらえるよう、しかるべき時期に動画を世界の方に見てもらいたい。そのためには「日本・文化」と検索するだけで、動画にアクセスしてもらえるアクションをしていきます。
コロナ禍の中で癒し、祈りを求めて聖地高野山にぜひ来ていただきたいと力強く発信していきます。
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