物販事業で現地と旅行会社をつなぐ 九観連・西住憲幸大阪本部所長に聞く(2) 顧客との関係保つ「九州の食たび」
−現在取り扱っている商品の魅力を教えてください。
九州の当会会員施設に交渉し、長崎カステラや熊本の馬刺し、鹿児島のかるかん、さつま揚げなど、各県の名物や特産品をラインナップして、紹介しています。
物販で旅行会社の収入補填につなげてもらうのはもちろん、もう一つの目的としては旅行会社の皆さんが普段取り引きのあるお客様と話をするきっかけに利用していただけるような商品をそろえました。
コロナ禍で旅行の検討を提案すること自体が厳しい状況のなか、物販をご提案いただくことで、お客様との関係が切れないようにご活用いただければと思っています。
−他の物販商品との違いを教えてください。
九観連という九州観光のプロ集団がセレクトした商品ばかりですので、商品には自信を持っています。いずれの商品も販売手数料20%を基本として造成しており、旅行会社にも販売しやすく利益にもつながるようになっています。
「食たび—肉祭り」の商品では、その地域の旅館ホテル推奨商品として造成しているほか、実際に各施設の仕入先の商品をご提供いただいています。
−今後の展開を教えてください。
当初は九州各県の名物や特産品を販売していましたが「九州の食たび」として肉祭りや海鮮祭りといったようにテーマを絞りこんだ新たな商品ラインナップを設けて更新しています。今回は期間限定でフルーツをテーマにしたものを提供しました。今後は旅館ホテルお勧めの商品にも注力しようと思っています。
最終目的は物販を通して知っていただいた九州の食の魅力を通じて、アフターコロナ時に旅行会社から当社加盟施設の利用促進につなげていくということですね。
この取り組みは当社加盟グループだけでなく、九州観光全体を盛り上げることにもなると思いますので、要望が多ければ継続して物販を実施していこうと思っています。
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