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観光の中心で咲き誇る青年部であれ! 全旅連青年部・塚島英太部長に聞く

2023年4月に第26代青年部長に就任した塚島英太さん。就任から1年あまり経ち自らリーダーシップを発揮していることへの思い、今年12月に開催する全国大会や親会との活動について現時点で総括いただいた。

責任世代として全力で課題解決

―青年部長就任後から現在まで活動を振り返っていかがですか。

「温故知新」~ 今こそ示せ!青年部の矜持を~“IMPOSSIBLE IS NOTHING”―このスローガンを掲げ第26代全国青年部長として「青年部は出来ない理由を言わない!YESかハイか喜んで!」と自身を鼓舞し、全国に檄を飛ばし!誰かが成さねばならぬことは率先して行う青年部!誰一人取り残さない青年部!を目指し、がむしゃらに青年部事業を展開した一年が終わりました。

その活動の中で強く感じたことは、私たち「宿泊観光産業」が国を支える基幹産業であり、地方創生の切り札であること。また、世界に誇れるおもてなしJAPANブランド・RYOKANブランドであり、まさに国を救う可能性のある重要な成長産業であること。そして、その担い手である我々にはさらなる努力と進化が必要不可欠であることです。

全国の旅館ホテルが「今日よりも明日の方が良くなる業界」を目指し、業界が直面する課題解決に向けて、責任世代としての自覚と当事者意識をしっかりと持ち、全力で取り組まなければならぬと思います。

―今、もっとも青年部員に訴えたいことは。

まずはこの一年間、私の呼び掛けにご賛同いただき、ご理解とご協力をたまわりました全国の皆様には心より厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。

我々の愛する宿泊観光産業はいま、国の成長戦略の柱として、また地方経済復活の切り札として、大いに期待をされている産業であります。業界全体の地位向上や組織力強化に伴う、個々の資質向上は急務と言えます。国を救う可能性のある素晴らしい職業に従事している誇りと、長く苦しかったコロナとの戦いに打ち勝った自信を持って、矜持とし!誰かがやらねば成らぬことは!自分ごと!業界ごと!と、率先して行動できる青年部であっていただきたいと願います。

―これまで以上に親会と青年部が一致団結して活動されていますね。

第11代全旅連会長に、我々青年部が愛してやまぬ親愛なる第19代青年部長の井上善博先輩がご就任され、私たち青年部活動への大いなるご理解とお力添えをたまわることができました。その結果として青年部史上もっとも親組合と青年部が強固に結びつき、しっかりと連動して業界活動が展開できた、私にとっては衝撃的で記念すべき1年となりました。多い月には半分以上を東京での公務にあたられ、業界発展のため、まさに身を粉にして会長職を務めながらも、つねに我々青年部を気遣い、次世代に大いなる挑戦の機会と後押しを頂戴しました。心より感謝と尊敬を申し上げまして本年度も井上会長とともに、愛する宿泊観光産業発展のため、全力を尽くしてまいる所存であります。

全旅連青年部・塚島英太部長

青年部史上もっとも親組合と強固に結びつき、
しっかりと連動して業界活動が展開できた、
という塚島英太部長

―12月の全国大会までに成し遂げたいものがあればお教えください。

井上会長が掲げておられます『観光再始動』として地方の旅館ホテルを核とした真の地方創生・観光立国の実現のため『温泉文化ユネスコ無形遺産登録』に向けた機運の醸成、署名活動等を全国規模で行ってまいりたいと思います。

―最後に青年部員へのメッセージを。

持続可能な宿泊観光産業の未来への取り組みは、この先の50年、100年後も我々が地域を守り、その土地の文化伝統風土をより良い形で継承していくために必要不可欠な要素であり、私たちは業界を取り巻く社会風土をも変革していかなければなりません。

青年部から声を上げる、その声は親組合や他の宿泊団体との垣根を超え、すべてを巻き込んだオール宿泊観光産業にて、世の中の流れを変えるうねりを創り上げる―そんな大きなムーブメントを巻き起こしてまいりましょう。

就任時に皆様にお約束をさせていただきました通り「24時間365日!つねに全国部長として精一杯!」をつねに念頭に置き、愛する宿泊観光産業のさらなる発展飛躍の為に、与えられた使命を果たしてまいる所存であります。どうか全国の部員の皆々様におかれましては、変わらぬご指導とご鞭撻、さらなるご支援、お力添えを賜りますよう、心よりお願いを申し上げます。

観光の中心で咲き誇る青年部であれ! ともに頑張ってまいりましょう!

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