設立20周年を迎える全旅連女性経営者の会　高橋会長の21年目への決意

今年設立20周年を迎える全旅連・女性経営者の会（ＪＫＫ）。高橋美江会長にこれまでの会長体制下での活動や取り組みを振り返っていただきながら、７月に開催する記念式典や21年目への決意を語っていただいた。

唯一無二の女性経営者組織として存在感

全旅連女性経営者の会（ＪＫＫ）は、このたび設立20周年を迎えることとなりました。

20年前、現ＪＫＫ小原顧問の呼びかけにより会は発足し、研修を重ね幅広い知識を得ることで、旅館ホテル経営が立派にできる、そんな女性経営者の組織を作ろうと創設されました。当初８名ほどが集まり、初代会長平松体制では、会員拡大に尽力し30名以上の組織となり、２代目稲熊体制では、将来的に委員会活動ができる準備に着手。トラベルニュース社様のリレーコラム掲載もスタートしました。

３代目清水体制時には委員会が発足し、青年部を習い活動がスタートしました。４代目石橋体制では全国大会での分科会を任されるまでに成長し、社会貢献活動も開始しました。５代目北川体制では10周年式典を開催。このころには業界内でのＪＫＫの認知度も全国的に広がりました。

６代目岡本体制ではＪＫＫ規約に理念を加え規約改正や会員拡大を実施し82会員まで広がりました。７代目松崎体制では委員会の数も増え、宿の労働改善委員会を立ち上げ労働環境改善について学びを深めました。

８代目田中体制ではコロナで苦労した時期でありましたが、ＪＫＫ会員バッジやＤＶＤの作成を行いました。またＮＨＫ日曜討論にＪＫＫ会長が出演したことは、会員としての誇りを感じる出来事でもありました。９代目小林体制ではＨＰのリニューアルを実施。観光再始動の時期を迎え、旅行喚起のキャラバンや青年部主催の宿フェスに参加し、さらなる会員拡大を図り、現在では１００会員にまで増員することができました。

現体制では『お陰様で20周年　観光業の女性活躍新時代 ＡＬＬ ＪＫＫで全国に大輪の花を咲かせよう』をテーマに20周年式典準備や、歴代会長の皆様と現役員が共同し会員ハンドブック・役員会および定例会議等の運営マニュアルを作成するなど、温故知新の精神で、節目の年度にふさわしい活動にも取り組んでいるところです。

今後も会員の皆様とともにＪＫＫの理念や会の目的を深く心に刻み、ＪＫＫ精神で研鑽を重ね宿泊業界の唯一無二の女性経営者の会として、周囲の皆様に貢献できる組織でありたいと思います。親会や青年部の皆様はじめ、今日まで関わっていただいたすべての皆様方にＪＫＫの活動をお支えていただいていることに改めまして深く感謝申し上げます。

結びになりますが、トラベルニュース社様のリレーコラムの掲載は通算１７７回を迎えました。投稿することでの自己研鑽の機会をいただき、会員同士の連携強化にもつながり、今ではＪＫＫ活動の柱事業となっています。ＪＫＫの知名度も上がり会員拡大にも大きく貢献いただきましたことは、長年にわたり継続いただいている賜物と感謝に堪えません。本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願い申し上げます。

ＪＫＫの目的・理念の唱和～「ＪＫＫ規約」より～

◆理　念
意識を高く持ち、知識を生かし、知恵を育み、自社と業界と社会に貢献できる女性経営者を目指す。

◆目　的
会員によるネットワークを作り、交流を増進させ、情報交換と研修を重ねることにより自社の経営を全般的に把握し、その改善を推進し、優れた女性経営者になることによって宿泊業の発展と地域経済の活性化並びに社会に貢献することを目的とする。