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新型コロナウイルスと観光業界 特別寄稿・松坂健さん「『禍』転じて今、我々がすべきこと」(5) ワーケーションの本質
(4)変な英語に惑わされるな。 マイクロツーリズム、ワーケーション、ステイケーション。変な外国用語が流布しはじめて、なんだかこそばゆい。 言ってる中身は理解できなくもないし、みんな大事なことなのだけれど、こういう風にキャッチフレ...
新型コロナウイルスと観光業界 特別寄稿・松坂健さん「『禍』転じて今、我々がすべきこと」(4) 刹那快楽消費を見極める
(3)話が「安さ」に逆戻りするが、今のところ、スーパーもホームセンターもドラッグストアも「安さ」志向の店はそれなりに流行っている。難民消費型というべきだ。 しかし一方で、プチ刹那快楽消費もある。うざったい毎日のストレスを発散したい。だ...
新型コロナウイルスと観光業界 特別寄稿・松坂健さん「『禍』転じて今、我々がすべきこと」(3) 安さではない「驚き」を
(2)12月、3月末と決算の時期が近づく。僕自身はかなりの消費不況が起きると思っている。 まず、企業のリストラが顕在化して、パートや契約社員、派遣切りなどが本格化しそう。 それで発生するのは、一応家はあるものの、収入的には国民の...
新型コロナウイルスと観光業界 特別寄稿・松坂健さん「『禍』転じて今、我々がすべきこと」(2) 官製バブルに過信せず
さて、コロナ騒ぎが沈静化したあと、われわれ旅館ホテル経営者が何をしたらよいか、考えてみたい。 (1)まず、Go To制度で、若干客足が戻ってきているというニュースが聞こえてくるので、ほっとする部分もあるが、反対にこれはミニミニの官製バ...
新型コロナウイルスと観光業界 特別寄稿・松坂健さん「『禍』転じて今、我々がすべきこと」(1) “あのころ”の対策検証を
すでにかなりの意見が出ていて、いまさら発言するのは屋上屋を架すみたいなところがあるのだけれど、せっかく紙面をご提供いただくので、少し勝手なことを書かせていただきたいと思う。 「コロナ禍」というけれど、僕には天から降ってきた運命的な禍い...
コロナ禍こその使命感−動画を核に世界へ発信 和歌山県高野町・平野町長に聞く(2)
―19年に外国人観光客はどれぐらい来たのですか。 人口3千人のまちに11万人が宿泊しました。これは和歌山市よりも多い数です。欧米人の方が多く、アジアの方も増えてきました。お客様が次のお客様を呼んでくれている状況です。遊園地とかではなく...
コロナ禍こその使命感−動画を核に世界へ発信 和歌山県高野町・平野町長に聞く(1)
弘法大師空海が修行の場として開いた高野山真言宗の聖地高野山を中心とする和歌山県北東部のまち、高野町。世界に類例を見ない宗教都市として2019年には、欧米豪を中心に約11万人の訪日外国人観光客が町内に宿泊した。今年は一転、新型コロナウイルス感...
“除菌バス”のネットワーク「JBR発足」(2) 安心安全なバス旅を
九州観光旅館連絡会・松瀬裕二代表に聞く ウイルス対策がGo To成功のカギ JBRの立ち上げにあたり、松瀬裕二代表に話を聞いた。 ○ −除菌の取り組みについて教えてください。 10年前の2010年、鳥インフルエンザが...
“除菌バス”のネットワーク「JBR発足」(1) 全国44社を手配、紹介
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、業績が悪化している観光バス事業者が連携し、新組織「JBR(除菌バスリザーブセンター)」を9月1日に設立した。バスの除菌・消臭に2010年から取り組み、安心安全なバス旅行を促進してきた九州観光旅館連絡会(...
川西修会長・川西孝彦社長に聞く(3) 時代の変化へ世代交代/幸南食糧特集
農業守り次の日本を作る −企業の世代交代についてお聞きします。 川西会長 昭和、平成の時代はどの業界も成長期で、船に例えると大型船に乗って航海してきました。少々の風が吹こうが白波が立とうが船はビクともしません。しかし安全性、安心...