時代に即した商品造成 東海予約センター・共に発展する会
東海予約センターと受入施設や案内所などでつくる「共に発展する会」が12月8日、静岡県かんざんじ温泉のホテルウェルシーズン浜名湖で開かれた。約160人が出席し、時代に即した旅行商品造成など業界発展への取り組みに理解を深めた。
講演は、岡山県・鷲羽山下電ホテル社長の永山久徳さんが講師を務めた。全旅連青年部長を2年務めた中、訪れた日本全国の観光地で学んだことなど自らの体験談を話しながら、「新顧客に旅をさせる方法」を演題に話した。
永山さんは、現代の若年層について「旅館に宿泊したことがない、旅行に行かない人が増えてきており、旅行の価値観が以前とまったく変わってきているのを感じます」と現状を紹介。その上で「我々がお客様のニーズに合わせた旅行商品をつくるには、お客様の気持ちをつかんで何を求めているか考えていかなければなりません」と指摘した。
講演後にはグループディスカッションが開かれ、12のグループに分かれて、人口減少社会と高齢化社会において旅行産業はどう変化するか、インバウンドにどう取り組むかなどをテーマに討論した。
発起人の中京・大阪東海予約センターの大長征勝社長は「不況が続く中、お客様が旅に対して求めていること、好まれる旅行商品などを旅行会社、受入施設、案内所で議論今後の業務に役立ててください」と話していた。