MICE誘致の課題は― 観光庁・シンポ(1) 日本飛躍のカギは
観光庁は2月13日、大阪市北区の大阪国際会議場で、国際会議などMICEビジネスの振興を考える「MICEシンポジウムin関西」を開いた。関西の自治体やコンベンション推進機関らが参加し、MICEの最新動向や成功への課題など情報の共有を図った。
マーケティング戦略や推進体制の強化を
MICEの意義や戦略について講演した志村格・観光庁次長は、経済波及効果の大きさやビジネス機会の創出といったMICEがもたらす経済的意義を強調し、「アジアのなかで日本のシェアは低下の一途。世界から日本は厳しい見方をされている」と危惧。
今後は、マーケティング戦略や推進体制、受入環境を課題に挙げ、グローバルスタンダードの確立や都市単位でのマーケティング強化などを取り組むべき方向性として提示し、協力を求めた。
→MICE誘致の課題は― 観光庁・シンポ(2) 強みとターゲット選定に続く