和歌山加太の観光まちづくり 鮮魚買い付けをツアーに
和歌山市加太でこのほど、活け魚買い付け&無料で調理ツアーが行われた。企画・実施はユタカ交通。加太観光協会が協力して実施された。
ツアーは、観光庁の「官民協働した魅力ある観光地の再建・強化事業」の一環。参加者は加太港にある加太おさかな倉庫に集合。加太で獲れる魚の説明を聞いたあと鮮魚センターで好きな魚を買い付け、市場のプロが活け締めした魚を各旅館で味わった。加太の町並みなども散策した。
ツアー費は活魚の料金を含んで昼食プランが3800円、宿泊プランは1万5800円から1万8800円。
加太観光協会の利光伸彦会長は「お客様が買い付けた活魚を料理人が煮物や焼物、活き造り、揚げ物などに調理し、旅館のミニ会席料理とセットで提供しました。非常に喜んでいただいています」と、参加者の反応に手応えを感じていた。
加太観光協会では2月1日にも加太地域活性化協議会と共同で、和歌山市のイオンモール和歌山で「持続可能な観光まちづくり加太」をテーマにしたシンポジウムを開催した。
このシンポジウムも観光庁の「観光地ビジネス創出の総合支援」に選定された加太観光協会の取り組みの一環として行われた。当日はstudio―L代表の山崎亮さん、東京大学生産技術研究所准教授の川添善行さんが登壇し、加太の地域資源やまちづくりについて話した。