"バス旅変革"の実力は-神姫新ツアーブランド車両に試乗(2) 鮮明な車窓風景
シャンパンで旅の始まりを祝い、旅の途中にはお菓子と飲み物を配布。神戸・御影ダンケのバターブレンドコーヒーというこだわりの逸品を天然木のリビングにいるような空間のなかで味わうと高貴な旅をしている気になってくる。ススキが揺れる砥峰高原では、季節感を感じてもらうため外に椅子を並べて弁当を味わうなど型にはまらない「その日にあったツアー」を演出していた。
乗車していて特に感じたことは車窓風景の鮮明さ。窓が大きく窓枠など遮るものが少なくなっており、常に流れゆく風景が目に飛び込んでくる。長期間でもせわしなく縮こまった旅でなく、伸びやかでゆったりとした旅ができそうだ。
また、細かく気を配るアテンダントの対応も親近感がわき、参加者の皆さんとの弾む会話を聞くと、一緒に旅を楽しんでいるのが伝わってくる。
同社の兵働忠志専務は「ツアーはこの時点で8割方売れ、目標は確保できた。特に手ごろな3泊4日は即完売。今後も皆様からご意見を得て、それを反映させながら日本一のバスツアーを作り上げたい」と手ごたえと意気込みを語っていた。
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