観光庁・中核人材育成講座第3回より(2) 宿泊事業の革新
2コマ目は有馬温泉・御所坊主人で、有馬温泉観光協会会長の金井啓修さんが「宿泊事業の革新」をテーマに講演。
金井さんは現在問題になっている民泊について「旅館業法に違反しない合法的な民泊とは何か」と、出席者に考えてほしいと投げかけた。
古民家再生やキャンピングカーのレンタルといった意見が出るなか、金井さんは「路上でダンボールに寝ていて翌朝声をかけられ、留置場行きだと思ったら、実は素敵な場所で朝食が用意されていた...それは、業法に抵触しない」とし、視点を変えた物の見方こそ「宿泊事業の革新」のヒントがあると語った。
有馬温泉では、誰も歩こうとしない路地裏こそ有馬温泉らしさと考え「路地裏アートプロジェクト」を実施し賑わいづくりにつなげたことなど、視点を変えた発想で様々な事業に取り組んできたことを紹介した。
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