台湾南端の海のまち・屏東観光をアピール 大阪で商談会、2月のランタンフェス来訪促す
台湾の屏東(ピントン)県政府観光推進商談会と懇親夕食会が9月5日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で開かれた。世界各国から800万人以上の来訪を見込み、2019年2月19日から始まるランタンフェスティバルなど、屏東県の観光についてアピールした。
屏東県は、台湾最南端に位置し台湾海峡、パシー海峡、太平洋の3つの海に面する。そのため漁業が盛んなほか、ドラゴンフルーツやバナナなどトロピカルフルーツや日本統治時代に始まったコーヒー栽培など農業も発達している。先住民が多い地域で多様な文化体験も屏東県の魅力となっている。
商談会の冒頭あいさつで、屏東県政府観光情報部の黄國維副部長は「海陸空と3Dの旅行が楽しめる地域です。豊かな自然を背景にエコロジーな旅行と教育が盛んで、エコツアーは台湾で一番多い」と紹介した。
また、屏東県観光協会の郭子義理事長は「珊瑚礁でできている小琉球は島全体が生態保護区で、アオウミガメが滞在しています。マグロやサクラエビ、カジキマグロが有名で毎年5―6月にクロマグロ祭りが屏東東港で開かれます」などと話した。
台湾ランタンフェスティバルは来年2月19日から3月3日に開催。旧正月の時期で、台湾の人は3日間に分けて見て回るほどの規模を誇る。商談会では、郭理事長が2泊3日のモデルコースを提案し、旅行商品化や来訪を促していた。
黄副部長は記者会見で「本県に最も近い高雄空港へ、関西国際空港から直行便が週11便運航しています。直行便で高雄まで3時間、高雄から屏東まで1時間30分ほどです」とアクセスの良さをアピール。「関西から台湾へお越しの方は多いですが、北部に集中しています。しかし、気質的に関西の人と台湾南部の人は似ています。屏東のことをもっと知ってもらいたいし、来てほしい」と黄副部長。
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