東西の交流拠点、中国・西安で「シルクロード国際観光博」 日本からも旅行会社ら参加(1)
世界で初めて“シルクロード”をテーマとして2014年に始まった大規模な国際観光イベント「西安シルクロード国際観光博覧会」が、19年も3月29―31日の3日間にわたって中国・陝西省の西安で開かれた。
博覧会開催に先立ち、前日に観光プロモーション「西安之夜」がクラウンプラザホテル西安で行われ、地元の陝西省をはじめ、蘭州や敦煌がある甘粛省、内蒙自治区に近い寧夏回族自治区、シルクロードの要塞で知られる青海省や新疆ウイグル自治区などの関係者、国内外のバイヤーやメディアなどが参加した。
陝西省文化和旅遊庁の任宗哲庁長があいさつし、陝西省が中国の国家と文化が生まれた重要な場所と強調。約5千年前の藍田猿人をはじめ、秦や唐を含む10以上の国家がかつてあり、兵馬俑、延安宝塔山、秦嶺山脈などの見どころを紹介した。長い歴史や文化に加え、美しい自然や景色、現在は「陝西省の文化」というテーマで観光の新たな取り組みを行っていることなども語った。
その後、陝西省の歴史をテーマとした様々なショーがステージ上で披露された。後日には同じ会場で中国と結びつきが強いカンボジアの観光プロモーションも行われた。
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