Go Toわかやま12湯第1弾 田渕岩夫さんと行くひいなの湯を実施
新型コロナウイルス感染症の対策を万全に9月28日、Go Toわかやま12湯の第1弾「田渕岩夫と行く加太淡嶋温泉バスツアー」が行われた。大阪と地方の交流を通じて、笑顔と元気を発信するトラベルニュース友の会の会員21人が参加。タレントの田渕岩夫さんが同行し、終始和やかな雰囲気の中、コロナ禍を吹っ飛ばすツアーとして盛り上がった。
バスツアーは野鉄観光の主催。除菌システムを導入したバス車両で、密にならないよう安心安全な車内環境に努めた。協同組合和歌山県旅行業協会の受託販売で、7月に大阪・中之島の大阪市立中央公会堂で行われたイベント「Go Toわかやま12湯」の実践編でもあった。
9時に大阪・なんばを出発した一行が最初に向かったのは、今年6月にオープンした幸南食糧の食品開発センター。同センターでは産地関係者や観光関係者の工場見学を行っているが、この日のバスツアーが観光団体初の受け入れ。
食品開発センターでは幸南食糧の川西修会長が講演。川西会長は「戦後、日本の食卓の中心にはお米がありましたが、現在お米の消費量は激減しています。日本人がお米を食べないままだと日本の第一次産業は守れず、強いて言えば日本の国が滅ぶことにつながります」と訴え、日本人の米の消費量を増やすことを目的に食品開発センターをオープンさせたことを伝えた。工場見学ではマイクロ波によって食材加熱処理と殺菌を同時に行う「マイクロ波加熱調理殺菌システム」を目の当たりに。日本に1台しかない、一般的な惣菜品と比べて品質を損なわず長期保存ができる優れものを見学した。
続いて加太淡嶋温泉の大阪屋ひいなの湯へ。若女将の利光真希美さんの出迎えで館内に入った一行は紀淡海峡の海の幸に舌鼓を打ったあと、田渕さんのトークショーを満喫。海の眺望を楽しめる温泉入浴を楽しみ、同館近くのパワースポット、淡嶋神社を参拝した。
その後、関西最大規模の産直市場、JA紀の里めっけもん広場に立ち寄った。ツアー参加者は安くて質のいい農産物などを数多く買っていた。帰路の車中では田渕さんの巧みな話術で和歌山の物産などが当たる抽選会を楽しんだ。
Go Toトラベルキャンペーンを活用し、通常2万円ほどのツアー代金を格安で提供。参加者は「美味しいご馳走とスベスベの温泉を満喫しました」と話していた。
わかやま12湯バスツアーは、トラベルニュース友の会の会員を中心に集客し、今後も和歌山県内の温泉地を目的地として継続して行う予定だ。
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