質・量ともに豊富な温泉核に観光振興 わかやま12湯サミットin南紀勝浦温泉(1)
良質な温泉が点在する和歌山をアピールする「第2回わかやま12湯サミットin南紀勝浦温泉」が9月12日、那智勝浦町のホテル浦島で開催された。来賓として出席した参議院議員の鶴保庸介議員、和歌山県議会の佐藤武治議員、和歌山県観光振興課の中瀬雅夫課長、那智勝浦町の堀順一郎町長、那智勝浦観光機構の清水貞吾理事長、中野BCの中野幸治社長とともに、12湯の女将や観光関係者ら50人が「12湯」を前面に、和歌山の温泉や観光素材をPRし、盛り上げていくことを確認した。
鶴保議員や那智勝浦町長らがエール
サミットは、和歌山県観光キャンペーンのスタッフとしてこれまで活動してきた冨士利郎さんの法螺貝の演奏からスタート。主催するわかやま12湯推進協議会の青木査稚子会長(協同組合和歌山県旅行業協会理事長)が「地元にしかない観光素材、地元でしか味わえない体験と食とコラボしながら和歌山の温泉の認知度拡大に努めたい」とあいさつで述べ、理解を求めた。
鶴保議員は「和歌山で名だたる温泉地が入っている12湯が連携することで新たなパワーを生み出すことができますし、アイデアも出てきます。私も応援するので頑張ってほしい」と12湯の活動にエールを送った。
中瀬課長は、県民割などで和歌山県の観光は一定の効果を得たことを話し、秋シーズンに向けて観光キャンペーンを実施する考えを示した。
堀町長は12湯サミットが那智勝浦町で開かれたことに関して謝辞を述べ、同町が生マグロの水揚げが日本一で生マグロを生かした多彩な料理を味わえること、熊野那智大社や那智山青岸渡寺、名瀑・那智の滝を有するとともに、豊富な温泉があることを訴えた。
清水理事長は「177ある源泉数を誇る当地では、温泉まつりを行い温泉の素晴らしさをPRしていますが、これからは、わかやま12湯のみなさんとも一緒になって盛り上げたい」と、協力を呼びかけた。
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