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国内観光の新たな潮流探る じゃらん宿泊旅行調査(2) 12年度は東日本へ回復傾向

旅行先は震災の影響と相次ぐ話題でめまぐるしい動き。震災直後は「西高東低」だったが、12年度はこれが反転し、東日本全体で増加した。特にスカイツリーなど新スポットが続々登場した東京都は、宿泊旅行者数が5年ぶり増となる1659万人を記録するなど観光地としての存在感の増大がとにかく目立った。

1次交通手段の変化顕著

また、LCCの影響か北海道、大阪府、福岡県が増加したほか、観光面で東北新幹線が本格稼働した秋田県や宮城県も増加。飛行機と新幹線の利用者が増え、自動車旅行者がシニア層の離脱と若年層の車離れによって473人も減少するなど、1次交通手段の変化も旅行市場に与える影響は大きい。

最後にお金の面。旅行者は減っているのに、宿泊旅行費用総額は同1.1%増の約6・9兆円と実は市場規模は拡大している。大人1人の旅行1回あたりの平均費用が4万7600円で前年より1千円増加したことが要因。内訳をみると、旅によって使い方を変える傾向があるそうで、「近場で交通費を抑え、遊びにまわす」など「身近な観光地としてリピーター対策をとるのもいい」と横山さんは提案していた。

調査は4月に2回実施。2次調査の有効回答数は1万5487件。

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