岡山観光の魅力を発信－県の観光アクションプラン（2）　「天空の山城」へのプランも

14/10/01

岡山県と観光販売システムズによる旅行企画商品は県中西部、高梁市でも用意している。天空の山城と呼ばれる古城・備中松山城を地元観光ガイドの案内で訪ねるプランだ。首都圏発、関西圏発の旅行商品として設定した。

観光ガイドと登城

備中松山城は鎌倉時代を起源としており、江戸時代の１６８３年に修復された天守を持つ。国重要文化財の天守は臥牛山山頂付近の標高４３０メートルに建ち、現存する天守としては最高所に位置する難攻不落の名城。二層二階の天守はもちろん大手門や石垣、白漆喰塗りの城壁、黒い腰板など見どころは多い。

また、秋の紅葉をはじめ四季折々の自然美も山城ならではの魅力。特に晩秋の早朝には朝霧が一帯に立ち込め、雲海が漂う幻想的な風景が「天空の山城」と呼ばれるゆえんだ。

晩秋の早朝、雲海に浮かぶ備中松山城

プランは同城最寄りのＪＲ備中高梁駅からの利用を想定。同駅から臥牛山８合目「ふいご峠」の間は乗合タクシーで移動し、ふいご峠から天守までの山道を、同城の魅力を知り尽くした地元観光ガイドの案内で片道20分かけて歩き、城内を散策する。歴史風情漂う城郭探訪をトレッキング感覚で楽しみたい。

所要時間は約２時間で、ふいご峠からの案内時間は約90分。９時50分発と12時50分発の１日２回対応する。

料金は大人１６６０円。観光ガイド料、同城入場料、送迎タクシー料金を含む。最少催行人員は２人。

設定期間は２０１５年４月１日―９月30日（15年12月28日―16年１月４日は除く）。

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