大阪名物「串カツ」を旅行商品に 新世界おやじの串や、受入へ全旅クーポンに対応(1)
大阪を代表する食の名物、2度漬けお断りの「串カツ」。キタ、ミナミを問わず大阪の繁華街に必ず立地する串カツ店は、しのぎを削る激戦を繰り広げている。
そんな中、通天閣のお膝元にある「新世界おやじの串や」が4月1日から全旅クーポンにも対応し、旅行会社の受け入れを積極的に始めている。
新世界に生まれ育った同店の河嶋一美社長は、80円の串カツを売る店も出現し価格競争が著しい中で旅行会社に目をつけた。グループや団体から個人旅行へシフトしているなか、時代に逆行しているように見えなくもないが「商売はパートナーを見つけてお互いが儲ける関係を作らなあかんと思います」。そのパートナーとして選んだのが旅行会社。
「うちの店でしかできないプランを造って、それに付加価値を付けた商品として売っていただく。旅行会社は独自のお客さんを持っておられると思うので、お客さんから『おもろいな』と喜んでもらえれば、新たな需要ができるのではないでしょうか」
個体識別番号もあるAランクの正真正銘の神戸牛を使った串カツやどて焼きのコースプランを設定。「串やでっせコース」1千円▽「通天閣でんねんコース」1500円▽「おやじの新世界満腹コース」2千円は、串カツの新たな付加価値を感じさせる3コースだ。
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