50周年の節目に“原点回帰” 和歌山白浜・ホテルシーモアが施設一新(1) 「誰もが寛げる場所」に
和歌山県白浜温泉のホテルシーモアが「SHIRAHAMA KEY TERRACE ホテルシーモア」として3月22日にグランドオープン。1年かけて行ってきた耐震改修工事および施設リニューアルを終えたもので、今年迎えた創業50周年の節目の幕開けを飾った。
新生・シーモアは、創業時にも掲げていた「宿泊客だけでなく、地元の方々に気軽に利用してもらう場所にすること」と中田力也社長が話す“原点回帰”の施設づくりを目指した。
そのため、1階スペースを宿泊客でなくても自由に使えるようにしたのが特徴の一つ。玄関を入った正面にあるメインラウンジには座り心地のいいソファーを配置、全面ガラス張りの窓からは海を眺めることができるなど、居心地のいいスペースになっている。ラウンジの一角にはビジネススペースがあり、パソコンやプリンター、WiFiを完備。バケーションとワークを組み合わせた「ワーケーション」スペースとして活用可能だ。
メインラウンジに面して屋外にある大足湯「インフィニティ足湯」は長さが30メートル。足湯に浸かりながら水盤の向こうに太平洋を一望できる。このほか、1階には毎朝焼きたてのパンを出すベーカリー、和洋食と多彩な惣菜を提供するビュッフェ形式のレストラン、バーベキューなどを楽しめるミカンテラスなども設けられている。
このうちミカンテラスは、コーヒーやパンを片手に海風を感じられるテラスだ。新鮮な魚介類を味わえる「いけす円座(わろうだ)」や白浜の海を遠望しながら握りたての寿司をつまむことができる「寿司 八咫(やた)」、静かで重量感のあるバー「KON」など飲食施設も充実させている。
さらに、円形のフロント横にはリゾートコスメや檜のアロマなど和歌山県内の特産品を中心にセレクトしたショップ「KUKULU」も併設した。
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