花衣天女さん、声明舞と伝承芸能を披露 京都・ハトヤ瑞鳳閣で襲名公演
「声明舞と伝承芸能」を継承している花衣天女(はなごろも・てんにょ)さんの襲名披露公演が4月13日、京都市下京区の京湯元ハトヤ瑞鳳閣で開かれた。53人が参加し、天女さんの雅やかな舞に魅了された。
公演では平安時代の歌人で「伊勢物語」の主人公、在原業平が晩年を過ごしたことで知られる京都市西京区の十輪寺の泉浩洋住職のあいさつの後、天女さんが口上を述べ、襲名が行われた。
天女さんは観音様の御心で世の中の平安を祈った声明舞「観女の舞」のほか、江戸時代の人たちが日々の生活の中で気軽に歌い踊り生活を豊かにした「春雨」「当世のめかしもの」「在郷のにんごり酒」などの伝承舞5作を披露した。

雅やかな天女さんの舞
このあとハトヤ瑞鳳閣でしか味わうことのできない十輪寺秘伝の特別な精進料理「なりひら御膳」を楽しみ、十輪寺へ移動。14年春の「そうだ京都、行こう。」キャンペーンで話題になったしだれ桜の「業平桜」や業平が塩焼きを行った塩釜跡などを散策した。
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