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国内旅行の情報収集はウェブ4割、ガイドブック3割、旅行会社2割 JTBがアンケート

JTBはこのほど、「国内旅行の情報収集」に関するウェブアンケート調査を行い、結果をまとめた。入手はウェブか紙媒体か旅行会社か。求める情報は何か。旅前、旅先における「情報」に対する旅行者の実情が明らかになってきた。

「旅行前の情報入手先」は、ウェブサイトの38.1%、ガイドブックの28.4%がトップ2。ネットと紙媒体の使い分けが見てとれる。3位には旅行会社の19.8%が続き、SNSは4%にとどまる。

この傾向は旅行中の情報入手先も同様で、ウェブサイト27.8%、ガイドブック26.5%がほぼ同数で上位を占める。ホテルフロントが17.5%、観光案内所が16.9%で続くなど、旅行中はやはり現地で生の情報を得ることもやはり多い。タクシードライバーや駅員からという回答もあり、やはりフェイストゥフェイスのやり取りが旅の醍醐味か。

では、これらで得た情報で「実際に役立った情報」は、観光地・観光スポット24.2%で最多。目的地までのアクセス19.8%、食事場所19.4%と続き、その情報は北海道や沖縄、京都、東京で役立ったという回答が多く、情報の内容はネットやガイドブックで得られる一般的な情報、観光地も人気エリアということを考えると妥当な結果と言えそうだ。

旅行者の嗜好を問う「大事にしている旅先のこだわり」は、地産地消などのグルメ・食事が51.9%と圧倒的。イベント・体験、鉄道・航空、フォトジェニックが続くが食にはおよばず、やはり地元の食は旅の一番の目的なのだろう。

旅先で情報の有無が旅に与える影響はどうだろう。「困ったことはない」が58%で、事前の情報収集である程度問題ないよう。「困ったことがある」と答えた人は食事場所や交通手段について困ったと回答が集中。その際はウェブサイトのほかホテルフロント、観光案内所で情報を得て解決したという経験が多く、やはり現地での情報は欠かせない。

調査はJTBのウェブアンケート「たびQ」で実施。全国の10―80台の男女を対象に5月に行った。有効回答数は1367。なお、いずれの結果も複数回答可となっている。

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