過去最高の出展数で連日賑わう 産業観光やIRブースも/ツーリズムEXPO
ツーリズムEXPOジャパン2019大阪・関西の展示会は10月24—27日の4日間とも行われた。ブースは、過去最高の1475の企業・団体が出展した。
国内旅行展示は、地元大阪・関西展示エリアが昨年の4・2倍となる全213小間に拡大し、「スポーツ・食・ウェルネス・笑い」をコンセプトに各地の魅力を強力にアピールした。そのほか日本全国からブースが出展され、食文化・酒蔵ツーリズムや産業観光もPR。会場は法被を着たスタッフ、各地の体験を求めた来場者が行き交い、旅の祭典らしくごった返した。「関西うまいものコーナー」「全国ご当地どんぶり選手権」にも長蛇の列ができていた。

業界日に、そろいのジャンパーを着た
全国旅行業協会大阪府支部関係者の皆さん

地酒や県産品の販売、試食で多くの人が詰めかけた
石川県のブース
海外旅行展示は各国のほかLCC各航空会社などが新規出展。アドベンチャーツーリズム、クルーズ、リゾートウエディングといったテーマ別コーナーもあり、来場者は各ブースを渡り歩く“疑似世界旅行”を楽しんでいた。
また、期間中は「VISIT JAPANトラベル&MICEマート」「インバウンド・観光ビジネス総合展」に加え、観光産業とIR(統合型リゾート)をテーマにした国内初のイベント「IRゲーミングEXPO」も同時開催された。ブラックジャックの疑似体験なども人気を得ていた。

趣向を凝らしたブース。
IRのコーナーではブラックジャックの疑似体験も人気を呼んだ
セミナーなども連日行われ、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが来場者に行っているデジタルマーケティング、LINEトラベルが示したスーパーアプリなど、最新のIOTを活用した事例発表が注目を集めた。
4日間の来場者合計は想定していた13万人を大きく上回る15万1099人。業界日は2日間で約4万8千人、一般日は2日間で約10万3千人を集めた。
来年は初の沖縄開催。20年10月29日—11月1日に沖縄コンベンションセンターを主会場に開かれる。9月10—12日には東京ビッグサイト・青海展示場で「東京商談会」も設定した。
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