ウェルネステーマに新・訪日旅行ルート 大阪観光局、長野県と連携協定(2)
台風被害の大規模化懸念 植樹活動通じて貢献構想
阿部知事の代理として出席した太田寛副知事は「長野県の森林率は80%を占め、森林に囲まれた県だ。その中で毎年、志賀高原で歌舞伎役者の市川海老蔵さんが展開している植樹運動『いのちを守る森づくり“ABMORIプロジェクト”』は大きな行事として注目されている。長野県内での植樹・植林は、溝畑理事長が言うように地球温暖化を防ぐ取り組みとして貢献していきたい」と語った。
台風19号で観光面で直接的な被害はほとんどなかったが、被災した映像がテレビなどで流れることで風評被害を心配しているとも述べ「今回の締結をきっかけに大阪から多くの人に長野県へ来ていただきたい。来ていただくことが地域の復興につながる」と呼びかけた。
野原理事長は「先日の台風の被害は千年に一度だと言われるが、これからは毎年同じような台風が来るのではないかとの危機感を持っている。超大型の台風は地球の温暖化が原因だと思っている。森林率が高い長野県が中心となって植樹で日本の国を変えていく気構えで取り組んでいきたい」と話した。
協定書に署名したあと「ゆるキャラグランプリ2019」で1位になった長野県のPRキャラクター「アルクマ」も加わり写真撮影が行われた。
大阪観光局がジャパン・エクスペリエンスをテーマに地方自治体と連携協定を結ぶのは石川県加賀市に次いで2番目。
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