宿泊旅行実施率は過去最低の53・6% じゃらん宿泊旅行調査2020(1)
リクルートライフスタイル・じゃらんリサーチセンター(沢登次彦センター長)は7月16日、「じゃらん宿泊旅行調査2020」の結果を発表した。19年度(19年4月―20年3月)1年間に宿泊旅行を行った人の割合を示す宿泊旅行実施率は前年度比2・8ポイント減の53・6%で、04年度の調査開始以来、最低値を記録。04年から12ポイント程度低下した。延べ宿泊数も同7・7%減の2億4393万人泊と、新型コロナウイルスの影響もあったとはいえ市場規模の縮小が再び進んでいる。
実宿泊旅行者数は同5・3%減の5031万人、延べ宿泊旅行者数は同8・1%減の1億3575万人回に。04年度から約1300万人の実宿泊旅行者、約4500万人泊が失われたことになる。
一方で、旅行実施者の年間平均旅行回数は前年から0・08回減の2・70回、宿泊旅行1回あたりの平均宿泊数は前年から0・02泊増の1・80泊と、ほぼ前年並み。旅行に出かける人と出かけない人の二極がより進んでいる。

旅行者は戻ってくるか
(イメージ)
宿泊旅行実施率を性・年代別にみると、ほぼすべての層で前年より低下。35―49歳女性が4・1ポイント減の56・2%、50―79歳が3・9ポイント減の52・9%と、年齢が上がるにつれ、特に女性の旅離れが目立つ結果になった。
月別の旅行件数を前年と比較すると、4、5月を除きマイナス値に。10―12、2月の秋冬が低調だった。コロナ禍の影響が本格化した3月は57・0%減。
宿泊旅行費用総額は、同6・1%減の8兆1215億円。そのうち現地での費用は3兆2753億円で全体の40・3%を占める。宿泊費は2兆1530億円で、全体シェアは26・5%。1回の旅行でかかった1人あたりの費用は5万9800円で、前年より1300円増。全体の消費額減は旅行者数の減少に伴うものといえる。
同行者は1位が25・2%の「夫婦2人」、2位が18・6%の「一人旅」と前年から変わらず。「一人旅」の増加が続いている。
都道府県別の延べ宿泊旅行者数は、1位東京都が1447万人に続き、2位北海道が1091万人と1千万人超え。次いで3位大阪府、4位静岡県、5位長野県。6位神奈川県、7位京都府、8位福岡県、9位千葉県、10位沖縄県で、順位に若干の変動はあったもののトップ10の顔ぶれは前年と変わらず。このうち宿泊旅行者数が増加したのは、前年10位から順位を上げた福岡県のみ。
増加率1位は福井県で13・6%増。2位宮崎県、3位福岡県と続く。
調査は4月に実施。有効回答数は1万5658件。
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