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【観光業界リーダー年頭所感】協同組合和歌山県旅行業協会 理事長 小山哲生 氏

あけましておめでとうございます。

昨年のごあいさつでも紹介いたしましたが、2020年から和歌山の元気をサポートする事業の第一弾として和歌山の温泉をアピールする「わかやま12湯推進協議会」を立ち上げました。

和歌山県内の温泉地の旅館や観光協会、県と一緒になってスタートし、実際のアクションを起こすため運営委員会を設けました。メンバーは旅館の女将など若い女性が中心になり、チーム名も「わかやまOKE12湯」に決まったそうです。

OKEとは「お客様からのご依頼はなんでもOK」という意味合いと風呂桶の「おけ」に由来するそうです。風呂桶を持って和歌山県内の温泉を持って回ってもらえるようにすることを目的として、名称を決めたと聞いています。こういう発想は「おっさん」である我々の世代はついていけず、若い女性に運営をお任せしてよかったと思っています。

私自身は運営委員会に参加していませんが、出席している青木査稚子副理事長の報告を聞くと、井戸端会議のノリで次から次へと、あれをしよう、これをしようと活発な意見が交わされているそうで、改めて女性のパワーを感じます。

3カ月に一度開く運営委員会は、県内の温泉地を巡回して開き、それぞれの温泉地で得た情報を自施設でも紹介していくとのことです。年明け早々には「わかやま12湯」をPRするチラシもできる予定ですので、今から楽しみにしています。

こうした動きに我々旅行業が加わることは、和歌山県の温泉と歴史や文化、食など、県内の者でしかわからない素材を加え、新たな旅行商品を造成していくことが役目だと実感しています。と同時に、これまで以上に地域と密着し住民に信頼される旅行業の組織になることが必要です。

県や市、観光協会だけではなく、旅館ホテル、バス事業者とも関係を深め、オール和歌山で和歌山県観光を盛り上げる一翼を担う旅行業の組織体を構築しようと思っています。

私自身は高齢で、思ったような活動はできませんが、青木副理事長が私の考えを理解し、活発な動きをしてくれているので安心です。私はバックヤードで彼女をしっかりと支援し、協力していく考えですので、会員の皆様をはじめ、関西、全国の旅行業協会や宿泊施設の皆様に今年も和歌山県旅行業協会への変わらぬご支援をお願いして年頭のごあいさつとさせていただきます。

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