楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

【観光業界リーダー年頭所感】協同組合大阪府旅行業協会 理事長 徳原昌株 氏

謹んで新年のお慶びを申しあげます。

平素は当協同組合大阪府旅行業協会(OATA)に対し格別のご理解ご協力を賜っておりますことに厚くお礼申しあげます。

昨年は新型コロナウイルス感染症の流行拡大により我々の観光・旅行業界は大打撃を受けた一年でした。我々の業界だけでなく、緊急事態宣言が出されて以降、外出の自粛、移動の自粛などによる経済活動の停滞で景気の落ち込みが著しく、国民生活にも大きく影響しました。

OATAも減収が続き、厳しい経営環境に追い込まれましたが、観光・旅行業界にとって希望となる「Go Toトラベル事業」が7月22日にスタートし回復の兆しが見えはじめました。しかし、これも個人旅行が主体で我々組合員にとって重要な団体旅行の動きは不透明となっております。

さらに、師走に入り「Go Toトラベル事業」が一時停止となり先を見通せない不安を抱えたままの年でした。

そのような中、OATAは「コロナに負けずできることはやろう!」の精神で現地特産品の物品販売や除菌・消臭噴霧器の販売など組合・組合員の収益増につながる事業を手掛けました。そのほか、福島県への「ファーストツアー」を企画し、県・観光業界との交流を深めるなど他府県との連携の輪を広げることができました。

本年は、ワクチンの開発が進むなど、わずかながら明るい兆しもあります。株式の相場格言では「つまづき」の年といわれる「丑年」の2021年は、子年の繁栄を土台に先を急がす一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年にしようという気配も感じられます。

我々OATAもこれまでの「相互扶助の精神」という基本理念を再認識して着実に物事をすすめ、新しい旅のスタイルを構築しまい進してまいります。牛歩ではありますが地に足をつけ弛まず進み続けます。

他府県の協同組合や事業団体との連携の輪をさらに広げ、OATA連絡協議会とも連携を密にし、これまで以上に組合員、会員の相互の発展に向け諸事業を進めてまいります。

終わりに、新型コロナウイルス感染の早期の収束を願い、皆様にとって良い年でありますよう祈念し、年頭のあいさつとさせていただきます。

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

和歌山龍神に輝く夕夜景

大阪の中心部から車で約2時間、南紀白浜空港から1時間ほどの距離に位置する和歌山県田辺市龍神...

サステナブルアイランド四国への誘い・愛媛編

四国が進める観光のテーマは「持続可能」だ。社会全体のテーマとしてもはや中心に座りつつあるサ...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ