【観光業界リーダー年頭所感】近畿日本ツーリスト株式会社 西日本支社長 三田周作 氏
謹んで新年のごあいさつを申しあげます。
昨年もツーリズム産業は引き続き厳しい向かい風の中の一年となりました。新種のコロナの出現もあり予断を許しませんが、本年は昨年以上に安心安全を担保しつつ経済を回復していくため、裾野の広いツーリズム産業の真価が問われる一年になると思われます。
当社グループは昨年秋に、これまで地域会社として独立していた地域8社およびウエブトラベル社を統合し新生「近畿日本ツーリスト」として出発いたしました。とりわけこの西日本支社は、関西から中国四国、九州を包含する大きなエリア、One Westとなります。新会社ミッションである「地域社会の『発展』に貢献し続ける」は、パートナーの皆さまとの共創なくして成し得ません。引き続き何卒よろしくお願いいたします。
コロナは我々が地域社会にどう貢献できるかと、我々の持つ「人財」というリソースを見直すきっかけともなりました。コロナ禍においても旅行のみならず、地域社会が経済的に維持・発展するためのさまざまなソリューションを提供させていただいています。
全国200を超える自治体でのワクチン接種・PCR検査などコロナ対策事業をコーディネートさせていただくとともに、各地での消費喚起事業や地域の「観光まちづくり」や誘客事業に数多く携わらせていただいております。
またこのような事業を通して、旅行業で培われたホスピタリティや現場対応力や変化対応力という我々の持つ「人の力」が大きな貢献につながることも再発見いたしました。今年も引き続き、クラブツーリズムなどKNT―CTホールディングスのグループ会社や、近鉄グループ各社と一層の連携を図り、地域の課題解決と貢献を果たしてまいります。
旅行営業の分野においても、D(デジタル)&G(グリーン:環境)を意識した取り組みを一層進めてまいります。昨年秋からは、ハイクラス新ブランド“Blue Planet”のウェブでの展開をスタートしました。これは単に高級施設を販売するのではなく、地球環境に配慮した当社独自のサステナビリティ基準に適合する施設をお客さまに紹介いたします。また教育旅行事業は、近畿日本ツーリストのDNAでもあり、パートナーや地域の皆さまとともに、SDGsをベースとする子どもたちの将来を見据えた新たな価値づくりを一層図ってまいります。ハイブリッド型MICEやワーケーション事業など、DXの中での法人のお客さまにも新たなソリューション需要にも引き続き取り組んでまいります。
さて、今年は2025年に開催される「大阪・関西万博」に向けた動きが一層加速されます。これは関西のみならず日本全体でツーリズム産業のみならず新しい社会全体の変化やチャンスを先取りする大きな動きとなるはずです。
厳しい環境下だからこそ、新たなチャレンジを大切にするとともに、関西・西日本から新しい風を起こすべく社員一同精進してまいる所存です。
引き続きご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
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