【観光業界リーダー年頭所感】協同組合大阪府旅行業協会 理事長 鈴木隆利 氏
謹んで新年のお慶びを申しあげます。
平素は当協同組合大阪府旅行業協会(OATA)に対し格別のご理解ご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。
新型コロナウイルス感染拡大からほぼ2年、出口の見えない閉塞感を抱いていた旅行業界にようやく光が見え始めた中での「オミクロン株」拡大が懸念されます。
この2年間、我々旅行業界は壊滅的な打撃を受け、飲食業をはじめ中小事業者も厳しい経営環境の中で耐えている状況であります。本年は、コロナワクチン接種も進み、これからは政府の「新たな経済対策」に盛り込まれた、今後の観光需要喚起策の「地域観光事業支援」や「新たなGo Toトラベル事業」に期待が膨らむばかりです。
OATAでは、組合の看板事業であります天神祭船渡御の貸切船事業やその他の事業がコロナ禍の影響を受け、昨年は中止となりましたが、11月の「OATAあきんど塾」開催や12月の「大阪いらっしゃいキャンペーン2021」を利用した「Xmas山本能楽堂音楽鑑賞ツアー」では好評を得て、成功裏に開催することができました。
組織としては、コロナの影響や組合員の抱える後継者問題、旅行業登録の更新、事業の縮小などにより退会もありましたが、新しい仲間となる新規入会が退会を上回り、今後の明るい兆しが見えています。
また、大阪府、大阪観光局、大阪商工会議所、大阪府中小企業団体中央会との連携を密に交流を深めています。特に大阪府中小企業団体中央会とは「組合ビジョン」策定に取り組み、今後進むべき方向性を見出し、組合活動や事業運営方針を明確にしてまいりたいと考えています。
本年は寅年、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ということわざのように、大きな成果を上げるには多少のリスクは覚悟し、組合員一丸となって攻めに転じた組合運営に努めてまいります。
皆様も一日も早く明るい話題を共有できるよう色々なことにトライして進んでまいりましょう。
終わりに、新しい年が業界の皆様にとって素晴らしい年となることを祈念して新年のごあいさつとさせていただきます。
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