【観光業界リーダー年頭所感】京都府旅行業協同組合 理事長 森野茂 氏
新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申しあげます。
2020年春に世界中の国々が様々な制限措置をしてから2年が過ぎましたが、残念ながら新型コロナウイルスの影響はいまだに続いております。国内でも緊急事態宣言の最中ではありましたが、1年遅れで東京2020オリンピック・パラリンピックが無観客で開催され、日本人選手の活躍にはたいへん感動いたしました。
今、旅行業界を取り巻く環境はコロナ前とは大きく変わりました。各組合員の扱う海外旅行は制限され、インバウンドはゼロに。旅行業の新型コロナウイルス対応のガイドラインでも制約やルールを課され、国内旅行も対応に追われて手間は今までの数倍です。また、収益の大部分を占める団体旅行の復活は難しく、これからも減少していくことになるでしょう。
組合自体の収益の柱であるクーポン事業もコロナ前の90%減、岡崎桜回廊十石舟も2年連続会期途中での中止という厳しい結果になりました。今年こそは満開の桜の中、マスクを外して笑顔で皆様に運航期間終了まで楽しんでいただければ嬉しいです。
コロナが収束すれば旅行の形態が大きく変わるのではないかと思います。組合でも新しい旅行に対応できるように、それぞれの地域で強みを活かせるように研修や情報を共有し、京都府、京都市、各DMOをはじめ協定施設の皆様と各組合員のつながりをさらに深め、持続可能な観光の発展に貢献してまいります。
旅行業界が明るくなれば様々なところに波及効果をもたらします。事務局と役員が一丸となって取り組んでまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
2022年旅行業界が復活の年、飛躍の年となりますようご祈念申しあげ、年頭のごあいさつとさせていただきます。
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