【観光業界リーダー年頭所感】一般社団法人日本観光施設協会 代表理事 幾世英夫 氏
新年あけましておめでとうございます。
平素より当協会へご支援ご協力を賜り誠にありがとうございます。
新型コロナ感染が繰り返され困惑の状況が続いておりますが、ウイズコロナの中で観光産業の回復に向け県民割、全国旅行支援へと観光促進策を展開していただき、たいへん感謝申しあげます。
私どもは、観光地で食事処、見学施設、土産品店等々で感染対策に努めながらお客様のおもてなしに努めております。各種支援策により効果を実感している会員も出てきて、ようやく明るい兆しも出てきたようですが、会員によってはまだまだ効果を実感していない、との声もあります。
全国旅行支援は都道府県が事業主体となっております。地域の特殊性も打ち出されているのだと思いますが、各県による受入内容にやや違いもあって、支援予算の配分や支援対象者の範囲などで矛盾を感じるようなこともありました。私どもの業界としては先々が見通せずまだまだ苦境に喘ぐ状態です。今後はより深く実態に沿った施策として、どうか長く継続的に実施していただけることを切に願っております。
さて、本年は当協会が平成25年に一般社団法人へ移行後10年となります。観光の環境がますます変化していく昨今、中小事業者を中心とした我々ですが、地域の観光の充実、雇用促進など一層の役割を果たして、観光産業の発展に努めたいと思っております。
そのために、会員拡大を図り全国の観光施設の事業者の声をまとめることが重要と思っております。本年も何卒よろしくお願い申しあげます。
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