【観光業界リーダー年頭所感】公益財団法人大阪観光局 会長 福島伸一 氏
新年あけましておめでとうございます。
観光関連業界は約3年近くにわたり新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けてきましたが、ようやく昨年秋からは、全国旅行支援の開始やインバウンド水際対策の緩和など、本格的な回復に向けて動き出しました。引き続き感染拡大防止には細心の注意を払いながら、完全回復に向けて取り組んでまいりたいと思います。
大阪観光局では、「アジアNo・1の国際観光文化都市 大阪」の実現を中長期目標に掲げ、インバウンドを誘致することで外需を取り込みながら、内需も喚起していく戦略を進めてきました。
また2025年の大阪・関西万博開催、29年に開業を目指す国際観光施設であるIRを起爆剤としながら、関西3空港の一体化、鉄道インフラの整備、瀬戸内を中心とした海路の整備などを絡ませ、30年をゴールにしながら進んできました。その取り組みが功を奏して、経済成長に向かって大阪が動き始めていたと実感をしていたところに新型コロナウイルス感染症が発生し、足踏みをしてしまった部分はありますが、今まさに再スタートのタイミングを迎えています。
これからコロナ禍を乗り越え、アフターコロナの大阪観光新時代を推進するにあたっては、ニューノーマルの考え方を考慮する必要があります。SDGsをベースに、多様性、共生、平等といった概念を強く意識する必要があり、LGBTQ、高齢者や障害者とともにあるユニバーサル社会、留学生の受け入れ、ペットとの共生といったキーワードのもと、皆が協調していく方向性を追求しなければならないと考えています。さらにゼロカーボン社会の実現を目指し、生態系の危機を乗り越えるべく環境に対する意識を持たなければ新時代の都市として世界から評価されなくなります。観光業界の大いなるイノベーションを起こす必要があると考えています。
日本の観光にはまだまだ大きな成長の可能性があります。そのチャンスを掴みにいくぞという気概を持って、官民を挙げて皆様と一緒に精力的に取り組んでいければと思います。
最後に、本年も皆様の益々のご健勝をお祈り申しあげるとともに、さらなるご指導お力添えを賜りますようお願い申しあげます。
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