【観光業界リーダー年頭所感】一般社団法人京都府旅行業協会 会長 北澤孝之 氏
あけましておめでとうございます。2023年を迎え、謹んでごあいさつを申しあげます。
私たち旅行業界にとりましては新型コロナウイルスの流行はビジネスを左右する大きな問題でありますが収束することは難しいかもしれません。
共生していくことを考え、なるべく感染しないように各自で予防対策を講じて、旅行に出かけられるお客さまにはネットではわかりにくい感染症予防対策を十分に施されている安心安全な施設をご紹介し、様々な情報を集約し良き旅行になるよう本来の旅行会社の信頼と価値を高めるように努めたいと思います。
海外旅行においては回復までもう少し時間がかかりそうです。円安も影響している中、ゆっくりでも回復していくことを期待いたします。一方で入国時のシステムが新しくなるなど条件が今までとは変わっていくことが予想され、入国者に対して、指紋採取と生体認証チェックの導入を計画している国もあります。入国審査の待ち時間が今以上に長くなるとの懸念も出ております。
「全国旅行支援」については今後の感染状況を見極め、年明け以降、割引率などの制度の見直しを行った上で、観光需要喚起策を実施すると観光庁の発表がありました。私たち中小の旅行業者にとっては手間がかかってしまうことも多くありますが、お客様にとっては少しでも安く旅行に行けるので、施策をうまく活用してビジネスにつなげたいと思います。
昨年度の第16回国内観光活性化フォーラムinやまなしは2度も延期になりましたが成功裏に終わり大盛況でした。本年度は3月17日に山形県で開催される予定です。山形県の会員の皆様におきましては準備で大変だと思いますが心より成功を祈っております。
文化庁京都移転により3月27日にはいよいよ京都での業務が開始されます。ただ役所が引っ越してきただけにとどまらず、京都の文化を分かち合い広く語りあい、旅行業として京都発展のため努めてまいります。
この新しい年が希望のある年、夢のある年、より良き年になるよう心から祈念いたしまして年頭のあいさつとさせていただきます。本年もよろしくお願い申しあげます。
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