【観光業界リーダー年頭所感】協同組合大阪府旅行業協会 理事長 鈴木隆利 氏
謹んで新年のお慶びを申しあげます。平素は当協同組合大阪府旅行業協会(OATA)に対し格別のご理解ご協力を賜っておりますことに厚くお礼申しあげます。
長引く新型コロナウイルス感染拡大から3年が過ぎ、我々観光業界は深刻な状況が続きましたが、昨年より始まりました政府の観光需要喚起策「全国旅行支援」により明るい兆しが見えています。昨年前半からは海外旅行も一部再開され、インバウンドも限定的ながら回復し期待が膨らみます。
また、昨年末の「FIFAワールドカップカタール大会2022」ではサッカー日本代表の快挙に世界から賞賛の声が寄せられました。
本年の「ラクビーワールドカップ2023フランス大会」に続き、来年は「第33回オリンピック・パラリンピック競技大会2024パリ大会」、そして2025年には「大阪・関西万博EXPO2025」開催といった明るく心躍る大型イベントの開催が続きます。感染状況が落ち着いていることが大前提になりますが、国内での旅行需要や海外への旅行需要の増加、訪日外国人旅行客で日本中が賑わうことを期待しています。
OATAも一昨年は新規組合員入会が7社、昨年も2社の入会があり、新しい仲間が増えた反面、退会も複数社あり今期は92社で運営していくことになります。
組合の看板事業であります天神祭船渡御の御金幣船一艘貸切による乗船券販売事業やその他の事業がコロナ禍で中止となりましたが、総務部による「OATAあきんど塾」開催や支部長会主催「オペラ座の怪人とリーガロイヤルホテルでの夕食会」、事業部による「わかやまモニターツアー」など各部による事業を活発に実施しました。
本年はさらに様々な事業を展開し、組合活動を活性化してまいります。
また、大阪府、大阪府中小企業団体中央会、大阪商工会議所との交流を深め、連携を密にしていきます。特に大阪府中小企業団体中央会とは、一昨年策定した「組合ビジョン」に続き、昨年からは「BCP事業計画検討会」の開催、「インボイス制度説明会」開催の支援を受け関係強化を図っています。
コロナ禍にあっても私たちの支えは、多くのお客様が笑顔で旅行できる日を待ち望んでくださっているということです。こうしたお客様の気持ちにお応えするためにも引き続き感染防止を徹底しながら組合員が一丸となり観光業界「再生」を目指して取り組んでまいります。
本年は卯年です。何ごとも「卯まくいって」、「卯のように明るく飛び跳ね」、この難局を乗り越えることができるよう組合運営に努めてまいります。
おわりに、今年が皆様にとって良い年でありますよう祈念し、年頭のごあいさつとさせていただきます。
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