【観光業界リーダー年頭所感】協同組合和歌山県旅行業協会 理事長 青木査稚子 氏
あけましておめでとうございます。
この1年、コロナ禍の諸々の国や県の施策を踏まえ、小山前理事長から引き継いだ「会員のために役に立つ旅行業協会」の思いを胸に、がむしゃらに突っ走ってきた1年間でした。多少なりとも会員の皆さんのお役に立てたのではないかと自負しております。
また、施策の対応や陳情を含めて和歌山県庁に足しげく通った結果、観光関係部署の人たちと懇意になり、和歌山県観光のあり方などを話し合える関係になったことは、大きな成果だと思っています。
当協会が事務局を務める「わかやま12湯推進協議会」も、9月に「第2回わかやま12湯サミットin南紀勝浦温泉」を開催し、参議院議員の鶴保庸介議員や那智勝浦町の堀順一郎町長ら来賓のほか、多数の観光関係者にお越しいただき「12湯」の取り組みを理解していただきました。
和歌山県の温泉や観光素材を県内外にアピールする「12湯」の事務局を務めることで、和歌山大学や地元企業の中野BC様と関係ができたりするなど、旅行業協会の存在を広く知っていただけていることも会員への後方支援だと捉えています。
今年は推進協議会と大阪の旅行会社やバス会社と協力し、県内の観光資産と温泉を組み合わせたツアーを造成することができましたが、まだ一部の温泉地だけですので、今後はさらに広げていきたく思っています。
12湯以外でも和歌山県バス協会や和歌山県旅館ホテル生活衛生同業組合の人たちの協力を得ながら行政機関に旅行業協会会員にとってメリットがある働きかけを実施し、常に「会員のために」を念頭に置きながら今年も様々な事業を実施していこうと思っています。
今年の干支である兎の耳は、レーダーのような役割があると言います。兎にあやかり「聞き耳」を立てて情報を収集し、飛び跳ねてまいります。今年も和歌山県旅行業協会への変わらぬご支援をお願いいたします。
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