【観光業界リーダー年頭所感】一般社団法人全旅協大阪府旅行業協会 会長 吉村実 氏
新年あけましておめでとうございます。令和6年の新春を健やかに迎えるにあたり、ご購読者の観光関係の皆様には紙面をお借りして謹んで新年のごあいさつを申しあげます。また旧年中は当協会の事業にご理解とご協力を賜り心から感謝し、本年も引き続きご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
さて、昨年は長いコロナ禍のトンネルをやっと抜け出た安堵の一年ではなかったでしょうか。年初は、コロナの脅威がやむ気配もなく感染の波に一喜一憂していましたが、新型コロナが2類から5類に移行され、潮が引くように後ろ向きな発想は衰え、コロナ過前の状況に急速に前向きな環境の変化を感じられるようになりました。そして9月以降には国内の観光地には観光客が堰を切ったように戻ってきた感を一層強く実感しました。
インバウンドも11月にはコロナ禍前以上の入国者が押し寄せて、受け入れ体制が追い付かなく、オーバーツーリズムへの対応や観光労働力の不足などが急務となる状況に急変した感があります。しかし、これも観光業界はもちろん、国内経済のさらなる活性化のチャンス到来と受けとめて今年は当協会として持続性のあるSDGsに関連するツーリズムを皆様と模索しスポーツマンにはスポーツマンシップがあり、船乗りにはシーマンシップがあるように旅行者や観光業に携わる人びとすべてが寄り添いあい交流し心地よく過ごすことのできツーリストシップの実践の構築を目指しまい進いたします。
さらに昨年は観光業界の活性化の原動力になる結束力、持久力、実行力を目標にスタートしましたが、今年は、発想力を加えて四輪駆動で登坂、下り坂を突き進んでまいりますので、引き続き皆様のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。柔軟で確実な法定業務の執行はもちろんのこと、特色ある地域資源を活用した魅力ある観光を創出し観光産業に寄与できるように心がけて、皆様ともども花開く光明の年になるよう、がんばりたいと思います。
結びにあたりまして、皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申しあげ、年頭のごあいさつといたします。
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