【観光業界リーダー年頭所感】一般社団法人日本観光施設協会 代表理事 幾世英夫 氏
あけましておめでとうございます。2024年の新春を迎え謹んで新年のごあいさつを申しあげます。
平素より日本観光施設協会へご支援賜り誠にありがとうございます。
コロナ禍で苦しんだ3カ年から昨年コロナが5類へ移行とともに、待ち望んでいた「旅」が復活し、国内各地で日常の賑わいが戻ってきて誠に喜ばしいことでした。全国旅行支援などの支援策に心から感謝しております。
そして、観光庁発足15年の観光庁長官メッセージで観光産業への期待をひしひしと感じております。その1つに「地域活性化につながる地方誘客促進が重要」などたいへん心強く思っております。私どもは全国の観光地で食事処、見学施設、土産品店など地域でお客様をお迎えする重要な役割を担っておりますので、各地の観光施設が今直面している人手不足、インバウンド、個人旅行への多様な対応、観光DXなど、マーケットがますます変化していることへの取り組みを弊協会の課題として、各界の皆さまのご協力を仰ぎながら乗り越えたいと考えております。今後は地域の魅力づくりなどが一層求められると思います。そのためにも打ち出されている「再生・高付加価値事業」など地域一体となった事業に私たちもチャレンジしたいと思うところです。
また、弊協会発足10年を機に、「これからの10年を考える委員会」を立ち上げました。会員の若手オーナー、マネージャーなどに参加を呼びかけ、理事らと十数名の委員で定期的なオンライン会議を始めました。複数の若手の意見を聞く機会は、初めての試みです。次代を担う彼らの意見に、ベテランオーナーたちも刺激を受けております。
私たち日本観光施設協会も観光産業の一員として、観光促進の役割を積極的に果たしてまいりたいと思っております。本年も何卒よろしくお願い申しあげます。
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