【観光業界リーダー年頭所感】関西エアポート株式会社 代表取締役CEO 山谷佳之 氏
新年おめでとうございます。
関西エアポートグループは本年、関西国際空港、大阪国際空港の運営を開始して9年目、神戸空港の運営においては7年目を迎えます。
昨年は長く続いた新型コロナウイルス感染症の影響がようやく収束し、航空旅客需要が本格的な回復段階に移行したことを実感できた1年でした。国内線においては、ほぼコロナ禍前の水準に戻り、賑わいを取り戻しております。国際線においてもインバウンド旅客の力強い回復により、コロナ前の80%を超える旅客数まで回復しており、方面によってはコロナ禍前を上回る勢いがございます。為替や世界情勢などの社会動向を注視しつつ、需要拡大の機会を着実に捉え、社会インフラとしての責務をしっかり果たしてまいりたいと存じます。
そのような中で、私どもの最重要プロジェクトである「関西国際空港ターミナル1リノベーション」は2022年10月の国内線エリアオープンに続き、昨年12月5日に新国際線出国エリアをオープンすることができました。コロナ禍の厳しい時期においても、計画通りに工事を進めることができましたのは、工事現場作業員の方々をはじめとする関係者の皆様のおかげでございます。改めてお礼申しあげます。新たな国際線出国エリアには日本らしい温かみが感じられる出国審査場、出発エリアには国内最大規模となるウォークスルー型免税店、日本文化を象徴とした中央プラザエリアを中心に雰囲気が異なる4つのエリアを展開し、ご利用のお客さまに日本の魅力をご提供いたします。25年の春にはグランドオープンを計画しており、同年に開催される「大阪・関西万博」の際にはゲートウェイ空港として世界中のお客様をお迎えする予定です。引き続き安全に十分配慮し工事を進めてまいります。
関西エアポートグループは、関西3空港における環境負荷低減に積極的に取り組んでおります。空港運営において、気候変動や海洋保全といった地球規模での環境問題に率先して責任を果たしていくべきと考えており、環境負荷低減を推進し、地域社会をけん引していく所存です。
本年は関西国際空港が開港30周年を迎えます。30年にわたり空港を支えていただいた関係者の皆様に感謝申しあげるとともに、この節目を契機にさらなる改革を図り、大阪・関西の飛躍の一助として貢献できるよう努めてまいります。安全・安心はもとより、空港利用者の皆様の多様なご期待に応えられるよう、関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港を運営してまいりますので引き続き、変わらぬご支援を賜りますようお願い申しあげます。年頭に際しまして、皆様のますますのご健勝とご多幸を心よりお祈りいたします。
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