【観光業界リーダー年頭所感】協同組合和歌山県旅行業協会 理事長 青木査稚子 氏
新年あけましておめでとうございます。
コロナ禍で厳しい4年を過ごし、ようやく自由に旅行ができるようになったものの、私たちが得意とする団体旅行の復活までにはもう少し時間がかかるようです。また、この4年ですっかり変わってしまった旅行スタイルの変化、旅館ホテルの個人客へのシフトなど、時代に即した旅行業を営めるのか、新たな課題を突き付けられている状況です。
そうしたなか協力会の会員みなさんと一緒に商談会を開き、情報交換や親ぼくを深めながら、これまでとは違ったウイン・ウインの関係を構築できるよう努めているところです。
また、当協会が事務局を務める「わかやま12湯推進協議会」は、昨年10月に「第3回わかやま12湯サミットin南紀白浜温泉」を開催いたしました。12湯サミットは新型コロナウイルス感染症が世の中に広がりだした2020年に始めましたが、3回目にしてようやく制限のない、私たちが思った通りの内容のサミットを開くことができました。100人近くの方々にお集まりいただき、これまでで最も多い参加者となりました。
わかやま12湯の取り組みは、和歌山県の温泉や観光素材を県内外にアピールすることが目的ですが、この取り組みが和歌山県観光課に評価され、読売旅行様からご提案された観光庁の「観光コンテンツ造成支援事業」をご紹介いただき、共同で取り組むことになりました。和歌山県下の温泉をまわる巡湯帳を作成し、本年2月から「御湯印」を求めて県内各地の温泉を巡る温泉愛好家や観光客の姿を期待しているところです。
今年度も和歌山県バス協会や和歌山県旅館ホテル生活衛生同業組合と連携し、オール和歌山で行政機関に旅行業協会会員にとってメリットがある働きかけを実施し、常に「会員に役立つ旅行業協会」を念頭に置きながら、今年も様々な事業を実施していこうと思っています。
会員の皆様には、こうした取り組みをご理解いただき、ご協力をお願いすると同時に、読者各位に旅行業協会の事業への変わらぬご支援ご協力をお願いし、年初のごあいさつとさせていただきます。
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