花の御寺・長谷寺で特別感ある体験を(1) 「ぼたん献花会」4月29日に開催
名刹の歴史を商品化
奈良県桜井市の名刹・長谷寺で4月29日、牡丹の花を観音様に奉納する「長谷寺ぼたん献花会」が開催される。この時期に見ごろを迎える牡丹の花をご本尊の十一面観世音菩薩(観音様)に奉納する仏事で、門前から本堂までの約1キロ、お稚児さんを伴った練供養(ねりくよう)が繰り広げられる。
長谷寺は、春の桜や牡丹、夏の紫陽花や蓮、秋は紅葉など四季を通じて様々な花が境内を鮮やかに彩ることから「花の御寺(みでら)」として知られる。なかでも牡丹は長谷寺を代表する花の一つで、仁王門から本堂に通じる登廊周辺には150種・約7千株が咲き誇る。見ごろを迎える4月下旬から5月上旬にかけては、牡丹と登廊のコントラストが映え、例年多くの参拝者が訪れる。
牡丹の見ごろには、ぼたんまつりが行われ、そのクライマックスが「長谷寺ぼたん献花会」。
長谷寺の牡丹は唐の時代、僖僧皇帝の妃だった馬頭夫人(めずぶにん)から送られてきた種子が起源だったと伝わっている。その歴史が紡がれている文化を味わう旅行商品化を呼びかけたい。
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